よくあるご質問

W2R工法の場合 | スパークマットの場合

W2R工法の場合
Q1, W2R側溝蓋と既設側溝への固定はどのようになっていますか?なぜ固定する必要があるのですか?
A1, W2R蓋設置→ドリルで削孔→(m16)ボルト挿入→モルタル充填という手順で行います。アンカー筋径の約2倍(30/35)の貫通孔になっており、設置前に穴あけの必要がなく蓋設置後に削孔します。
蓋版の周りのみのモルタル充填だけでは振動等で剥落やひびわれが生じる恐れがあり、修繕後すぐに蓋版がガタつく事が予想されます。より長く安全安心にお使い頂くためにはアンカー固定は重要な工程です。


アンカー削孔

アンカー筋挿入

無収縮モルタル充填

A2, ・横スリットフラット型・・・石川県内で自転車による転倒事故が数件発生。可変側溝頂版の縦スリットにタイヤがはまったのが主因との事です。当局の道路維持担当者のアドバイスを受けて、従来ある現場打 ち用蓋手掛けを応用して開発しました。スリット(排水穴)が幅10mmの横型で、自転車、車いすの安全走行性に優れ表面は突状の縞目模様で滑りにくい構造です。縦型スリットくぼみの場合、ゴミ、枯葉、土砂がたまって冬場は凍結により目詰まりしやすいので融雪装置の水を排水しにくいです。また、管理孔として細目、荒目のグレーチングと一体化した製品もあります。縦断用のほか歩道乗入横断用に対応しています。

・暗渠型蓋版・・・仕上げ面をAs舗装で覆う事により、傷みの激しい道路横断箇所などの暗渠化や狭小な歩道を広く見せる効果があります。横断用可変側溝や横断BOXと比較して非常に低コストです。道路のタイヤの載らないセンター部はグレーチング蓋を併用して清掃などの将来的な維持管理にも対応可能です。

・横断用グレーチング蓋版・・・従来の受枠は枠の両側に棒状の鉄がひげのように出ており、コンクリートとの接合部より損傷し、ガタつきの主な原因でした。受枠の端部に4箇所をホールインアンカ―で固定。より強固に既設側溝切断面と密着が可能な専用の四方枠です。グレーチング本体も4点ボルト固定が標準です。

・トライポット蓋版(ダクタイル製)・・・下水道マンホールと同様の素材で、高強度な耐久性を有します。二等辺三角計の蓋版は車両荷重に対し3点の頂点で指示され均等に荷重を分散し、ガタツキが起こりにく構造です。受枠を固定するアンカーは『しっかりアンカー』でボルト固定し、交通量の激しい重要幹線道路での横断箇所へのニーズに対応した超高強度品です。
Q3, 現場打ち用蓋とW2R工法の蓋版の違いは?
A3, 従来の現場打ち用蓋版の蓋掛りでは5cm程度と薄く、蓋掛り部に荷重がかかると経年劣化してガタつきやすく、また、側壁の上部の耳もボロボロに傷んでいました。W2R工法は側壁全体(幅15cm)に蓋版を掛ける事から車等の重量物への耐久性が大幅に向上し、長持ちします。蓋掛りが薄いと再び、ガタつきライフサイクルコストも跳ね上がります。余計な側壁の耳をなくしてバリアフリー化を推進します。

Q4, どうしても、W2R指定の蓋版でないとダメでしょうか?
A4, 地元製品会社が制作した指定の蓋版はW2R工法の機能を満足したものであります。しかし、発注者様の方でデザイン性、機能性などの地域の諸事情がある場合はご要望をお伺いして、対応致します。(暗渠用蓋版、現場打ち床版(W2Rフォーム)にも対応可能です。)

Q5, 人力切断とW2R切断では何が違うの?
A5, 人力切断の場合、エアーカッターでの作業は切断精度が悪く速度が遅いです。5cm程度の切り込み厚さで切断できない所はブレーカにて人力ではつります。当然、騒音や振動を与え、粉塵も出るので環境に悪影響を及ぼします。W2R切断は機械施工のため、mm単位の切断精度を可能にし、リモコン操作により作業員の安全性を確保します。施工速度も速く、作業能率が向上します。全断面切断するのではつり作業も不要、切断面はツルツルと平滑です。環境面においては低騒音で粉塵も出ません。ちなみにエアーカッターの騒音レベルは115dBで、W2Rカッターは75dBです。約1.5倍の差があります。電車が通過する時は100dB以上でとてもうるさいですよね。

Q6, 側溝を10m切断する時の時間はどれくらい掛りますか?
A6, 切断の標準スピードは、90秒/m(5cm深さ)です。例えば、15cmの側壁厚さの場合、5cmずつ往復6回にわけて切断を行いますので、10mの側溝延長の場合、10m当たり15分×6回=90分かかります。(作業開始前のカッター設備の配線等の準備に約30分とレールの設置作業が40分程度かかります。)


Q7, 切断単価はいくらですか?
A7, 溝幅300で側溝延長10m以上の場合、1m切断単価は無筋の場合は切断厚さが15cmで@5,250円(平成26年度価格)です。側溝延長1mの場合は両側で切断長さが2mとなりますので、その単価の2倍となります。溝幅が500以上の場合や水路長が10m未満の場合、片側のみの切断の場合、鉄筋入りの場合など切断費が割増しとなりますので、お尋ね下さい。(毎年4月に設計労務、機械等の単価改訂があり、年度により多少変動します。)

Q8, W2R工法の施工単価はいくらですか?
A8, 溝幅300の側溝で施工延長10m以上、縦断用蓋版の場合、取壊し費用を含めますと直接工事費は約32,000円(1m当たり)(舗装復旧等別途工事)ぐらいになります。溝幅が大きくなるにつれ、従来工法よりも20%以上安価になります。その他、ガードマンは水路長12mで1日当たり2名の計上をお願いしております。水替費や仮設鉄板費などの共通仮設費はかかりません。とにかく予算がない現場は現場打ち床版(W2Rフォーム)をお勧め致しますが、共通仮設費が高くなる可能性が大です。よって、トータルコストと施工工期、施工性を加味して、ご検討頂ければ幸いかと存じます。現場案件毎に現場踏査〜積算まで個別に対応しております。(工事完成までの流れ 参照)

Q9, 飲食店などの駐車場の出入りに支障はないのですか?
Q9, 間口が2箇所ある場合は1箇所を昼間通行止めにて工事させて頂くケースがほとんどです。しかし、間口が1箇所しかない現場では6m以上の場合、片側3mずつ施工しますので、乗入れるお客様へ徐行して通行して頂くよう施工中はお願いしております。どうしても、やむなく通行止めの必要がある場合は、夜間作業にて閉店中に集中して作業をいたします。(夜間割増しとなりますが)
工事業者様と施工方法は事前に協議し、なるべく飲食店様の営業に支障をきたさないよう工事を進めてまいります。

Q10, 道路横断での施工はどの規制方法が良いですか?
A10, 過去の現場事例で申し上げます。
・10mの横断箇所(GR蓋)・・・夜間通行止めにて1日にて完了(付近に迂回路なし)
・6mの横断箇所 (GR蓋)・・・昼間片側交互通行にて1日にて完了(付近に迂回路なし)
・20mの横断箇所(GR蓋)・・・昼間通行止めにて2日にて完了(付近に迂回路あり)
・8mのJR踏切内(GR蓋)・・・昼間通行止めにて1日にて完了(付近に迂回路あり)
よって、グレーチング蓋の場合、無収縮モルタルの養生に1〜2時間必要な為、なるべく通行止めをお勧めしております。
・25mの交差点内(暗渠蓋)・・・昼間片側規制にて3日にて完了(1車線規制による)
・8mの市道横断部(暗渠蓋)・・・昼間片側交互通行にて1日にて完了(片側ずつ施工)
Co製暗渠蓋の場合、間詰めモルタル養生は早いですが、段差解消の為、交通開放時は舗装作業(仮復旧・本復旧)は必要となります。既存の舗装わだち掘れの状況により、擦付け舗装は必要となります。
道路横断部の施工については個別の現場条件により、弊社にて設計提案から施工までの全てにおいて対応しておりますので何なりとご相談下さい。早期施工・早期解放をモットーとしており、施工実績も豊富にございます。

スパークマットの場合
Q1, 浸透性の舗装の場合、雨水が舗装の中に流れますが、スパークマットが剥がれないのでしょうか?
A1、表面に凹凸があるだけ、接着面積が大きくなり、かえって剥がれにくくなります。過去の施工事例写真のとおり数年経過していますが、剥がれておりません。

Q2、コンクリートの表面のクラック補修にも適用できますか?
A2、メーカーの敷地内の車路(坂道)に2年前に貼り付けましたが、特に問題なく大丈夫です。

Q3,スパークマットは将来、廃材処理した場合にリサイクルとして使用できますか?
A3,実際に破砕して、その試験の結果アスファルト合材としてリサイクル可能との判断を得ております。

Q4,なぜ、クラック防止に効果があるのですか?
A4,改質材アスファルトなので、既存クラックに充填して行く効果があり、一度貼付ければクラックを抑える事が可能です。

Q5,従来の人力舗装補修と比較して割高なのではないでしょうか?
A5,従来の舗装は加熱合材と常温合材の補修でした。しかし、小規模補修の場合、労務費・機材・運搬用トラック等の経費がかさみ割高となります。スパークマットは従来技術と比較した場合、最も低コストです。施工面では小人数(1〜2名程度)の作業員で特別な機材など必要ありません。何と言っても施工が手軽で簡単ですし、施工時間の大幅な短縮が図れます。中長期的な視点より、一度貼付ければメンテナンスフリーなので再度パッチングの必要が無い事から経済的にも予防効果的にもお得であると言うのが最大の売りです。すなわち大規模な舗装修繕になる前の段階より、こまめな維持をしていこうと言う考え方です。

Q6,スパークマットは現地の寸法に合わせ切断可能なのでしょうか?
A6,家庭用のハサミではなく、剪定バサミなどのなるべく大きめのハサミで簡単に切断できます。

Q7,マット専用の接着材の硬化時間はどれくらいですか?また、開放直後にずれる事はないのですか?
A7,路面温度により時間差はありますが12時間〜24時間にて完全に硬化します。通行車両のタイヤの転圧効果により既存舗装に圧着するので、ずれる事はありません。貼付け直後すぐに安心して交通開放して下さい。

Q8,冬場など寒い時期の施工的な注意点はありますか?
A8,外気温が低い場合、既設路面をバーナで炙ったり、貼付けたマットの表面を上からバーナで温めて下さい。その際、接着材を燃やさないようご注意下さい。

Q9,橋梁部の補修について、マット補修の効果はありますか?
A9,従来補修ではジョイント部のヘキサロックに追随できない為、補修を繰り返し何を施してもダメなケースが多いです。マット補修は下からの動きに追随し柔軟かつ伸びがあると思われます。ただし、排水性舗装等、床版との間に水が常にあるような箇所やジョイントの下地コンクリートが破壊され雨水排水が橋台に漏れている箇所への適応は不向きです。理由は交通荷重により雨水が上へと吹き上がり上部の混合物が破壊され、マット自体も破壊(穴が空く)されます。あくまでも応急復旧用に使用する事をご理解下さい。下地の排水処理をしっかり処置した後、使用して頂く事をお願い致します。

Q10,タイヤの擦切りのある場所でも施工可能でしょうか?
A10,まことに恐れ入ります。同じ場所でハンドルを切るような箇所では100%マットがずれますのでご使用を控えて頂きますようお願い致します。

Q11,冬場の除雪でマットがはがれないのでしょうか?
A11,この質問は積雪の多い地域に関して、最も気になる点です。平成24年5月現在、弊社の販売実積は約250m2となり、ほとんど豪雪地域への納品です。今年の冬を経過して、県内の土木事務所様へのヒアリングで5件程度剥がれたとの事でした。約1000枚貼り付けた結果ですが、確率的には1%未満です。現況舗装面の入念な清掃と接着材の十分な塗布量(目安100cc)をご注意して使用して下さい。(マット裏面のほか既存舗装にも接着材を塗布する事をお勧めします。)ただし、除雪機のブレードがまともに当たった場合、マットの表面を削るか、剥がれる可能性はありうると思われます。その対策としては貼り付けたマットの端部を軽くバーナにて炙り、コテにてゼロ摺り付けして頂く事をお勧めします。

Q12,1回の注文の最低出荷数量と納期を教えて下さい。それと、全国対応可能ですか?
A12,1回の最低注文数は基本10箱以上でお願いしております。(ただし、初回に限りその条件は適用外とします。)納期については通常、注文後中2日以降でほぼ到着します。日本全国どこでも配送可能です。


▲このページのトップへ